自転車乗りによる機材探求の旅

サイクルライフを機材という側面から一般ライダー目線でゆるめにインプレしようという機材大好きライダーのブログです。

ZIPP 303S Tubeless Disc (実走編)

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ZIPP 303S ロゴやリムデザイン変わりました。

 今回はこちら! ZIPP303Sですね。 ようやく実走することができました。 しかしディンプルのないZIPPホイールってなんかイメージ違う感じしますね。 パッと見てZIPPってわかりません。(私だけ?) ということでホームコースで走ってきたのでレビューを早速上げたいと思います。 ではどうぞ!(例の如く、重量とかは測りません)

  仕様について

 まずレビューの前に、仕様だけお話しておきます。 

  今回はタイヤをIRCさんのフォーミュラプロチューブレスRBCCを使用させてもらっています。 本来ならラピッドエア、イクシオンプロUSTを使えばもっとホイールの特性を掴みやすかったのですが、なんせフックレスリムを初めて使うので安全マージンをとって、あえてチューブレスレディーは避けさせていただきました。 いずれROVALにIRCさんのフォーミュラシリーズを使い、レビューしてみたいと思います!  あとタイヤによって、フックレス使用不可のものもあるそうなのでよく確認してくださいね。(パッケージに書いてますよ)

  空気圧(これ大事すぎる)ですが、このホイール、実は低圧仕様です。5.0BARが上限です。 あとでお話しますが、この組み合わせでは5.0BARでも高すぎる感じです。タイヤは下限が5.5BARですが、リムに合わせてあります。

  シーラントは使用しています。(スタンズ) タイヤはチューブレスなので基本なくても運用は可能ですが、リム側はチューブレステープ仕様なのでこの場合はシーラントを使用したほうがいいそうですね。 気密性がテープでは厳しいみたいですね。

  バイクは今回、ルーベを使用しています。 走り終わったあとでこのホイールを活かすならターマックのほうがいい気がしました。 なんかフレームとバイクが喧嘩してような、してないような? もっととがらせたほうが面白そう!

 走行にて

  乗り心地(快適性)

 チューブレスと言えば、なんといってもまずここでしょう! 快適性を語らずには始まらないでしょう。 まず結論から言うと、快適性はあまり期待しないほうがいいと思います。 他のものと比べても快適性はそれほどではない感じでしたね。結構路面の凹凸は拾いますし、ごつごつ感は正直あります。 これがタイヤなのかホイールなのかは分かりませんが、この組み合わせではいまいちでした。  

  ですがチューブレス特有のくにゃくにゃしたタイヤとリムが左右にぶれる感覚は全くといっていいぐらい感じないので走っていて不安感は皆無でした。ですから空気圧が高すぎた可能性は否定できませんね。 今後、空気圧をさらに下げてテストを繰り返したいと思います。 

   平坦路にて

 リムハイト45㎜ということで、巡行能力についてです。 正直、それほど高い性能は感じませんでした。(ROVAL CL50と比較) スピードに乗せるのは高いホイール剛性があるので、簡単ですがそれを維持し続けるとなるとかなり脚を使わされるイメージですね。(事実かなり脚にきます) ソロライドで淡々と走り続けるシーンではあまり使いたいと思わないホイールです。 ですがダンシング、下ハンを握ったペースアップの際はとても反応がよく、踏み始めからしっかり加速してくれます。 ホイール自体も横剛性高いのでしょうが、タイヤが横方向に広がりにくいのも影響してると思います。ここはフックレスリムにも秘密がありそうですね。 

  登坂力

 以外かもしれませんが、登りはかなりいける感じです。 高いトルクをペダルにかけやすい状況でもありますし、ダンシングもかなり俊敏にできるので登坂はぜんぜん苦手にしないホイールかなって感じがします。 もちろん長時間の登坂は厳しい感じもしますが、長時間でなければパワーで押しきれると思います。 このホイール走りながら感じていましたが、回すよりしっかりトルクをかけてペダリングしたほうが性能が生かしやすい感じですね。  それと低圧のため、よくダンシングで違和感が出やすいんですが、それがまったくないのには驚きましたよ。 ダンシングで振ったときに反応が鈍い感があるんですが、反応よくハンドルが振れるのでより登坂では好影響ですね。

  コーナリング、下り

 これに関しては、満点に近いハイレベルの旋回性能ですね。 ディープリム特有の膨らみ感もなく、狙ったラインでコーナーに侵入しやすいですね。 シャープすぎてちょっと怖いぐらいでしたね。 

 下りに関してはそれほど特筆することはない感じです。 特別なにか光るものがある感じはなかったですね。 最近のホイールにしてはフリーが鳴くほうかな?ぐらいです。 もちろん扱いにくいと感じることもまったくないので安心して使えます。

 

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全体像

  総評

 今回の使用感をまとめると

  • 乗り心地は割とハードめ!(チューブレス目線にて)
  • 特別何かに特化した部分はない
  • オールラウンドに使用できそう
  • どちらかといえばパワーライダー向けかな?(踏めないとキツイ!)
  • 反応はいい(アタック、スプリントにもいいかもよ) 
  • バイクとの相性はでそうな気がする?  

  以上が今回のレビューになります。 今後さらに煮詰まったらレビューします。

 

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