自転車乗りによる機材探求の旅

サイクルライフを機材という側面から一般ライダー目線でゆるめにインプレしようという機材大好きライダーのブログです。

SWORKS ROUBAIX SL6  レビュー2(TARMAC比較その1)

 今回から2回に分けてお伝えする比較レビュー。 まずはこの二台!

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ROUBAIX SL6

 とこちら!

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TARMAC SL6

この二台の比較レビューになります。  まあこの2台で迷う?いや迷わないとおもいますが、方向性が違うようでよく似てるこの2台の比較レビューを今回はお伝えできたらと思います。(うまく伝わるだろうか?)

 

  2台の特徴(簡単に!)

 まあこの2台のことはメーカーサイトで見てください!ってのはあまりにも無責任なのでさらっとお伝えして先に進みたいと思います。

 まずTARMACですが、スペシャライズドといえばこれって感じのバイクですね。 オールラウンドタイプで平地、登坂、山岳となんでもこなせるスーパーバイクってところでしょうか?しかもスペシャの中では軽量モデルで、近年乗り心地も優れてきたってところで死角がほぼないバイクになりつつある感じです。

 次にROUBAIXですが、これはエンデュランスバイクって言われる部類に入るバイクでして、快適性を向上させる機構、機能があるバイクだったり前傾姿勢を深く取らずにすむジオメトリだったりする。 ですがもちろんレースで使われる(パリ~ルーベなど)バイクです。 軽量性、エアロ性能も盛り込んだモデルに進化していて決して侮れないモデルになりつつありますよ。

 

  ジオメトリについて

 この点に関しては、ROUBAIXとTARMACでかなり違います。 特にスタック、リーチが大きく異なりまして、よりアップライトなポジションが取れるようになって、楽な前傾姿勢が取れるってことですね。 まあ深い前傾は取りにくいとは思います。 そのために私が今回購入したPROTEAMバージョンが今回のモデルにはあり、このバージョンはなんとTARMACとほぼ同じスタック、リーチになる仕様になります。 ならターマックでいいのでは?って思うことも実際ありましたが、やはりポジションを大きく変化させること、カラーリングがよかったこと、ROUBAIX54サイズでの試乗などが理由でこのPROTEAMバージョンにしました。 ROUBAIXなのにハンドル位置が遠くて低い! 乗った瞬間、あっTARMACだって感じでしたから!!

  走行してみて(PROTEAMにて)

 まず最初に感じるのは、ターマックに似てるってことですね。  まあ走る前からある程度は想像できました。走ってみてほぼ違和感ないですが、といってもやっぱり違うところもあるのでお伝えしていきますね。

 一番気になる部分の乗り心地の点から行こうと思います。 TARMACSL6になって似り心地はかなりよくなったんですが、さらに振動吸収はよくなった印象ですね。 段差などを乗り越えた時の落ち着きは最高で、車体全体の振動を抑え込んでいるのか?ってレベルですね。 ここで勘違いしてほしくないのが快適性が上がって楽かってことなんですが、あくまでも効率よく速く走るために振動(特に上下動)をコントロールしてるってイメージなので。 たしかにまあ楽なのは事実ですが、振動を吸収してるってイメージ、ようはゆるい、柔らかい感じはありませんね! むしろ抑えが効いたレーシングマシンってイメージのほうが正しい気がします。 なのでFUTURE SHOCK1.5(エントリーグレードに採用)がその柔らかいってイメージに近くなる気がします。 FUTURE SHOCKも2種類あるので、ここはうまく使い分けているのかなって感じですね。 

 まあTARMACの乗り心地も悪くはないので大きく問題になることはないと思いますが、ROUBAIXと比べるとやはり跳ねる感じはありますね! フロントは機構があるので差がでるのは当然として、想像以上にリアの制振レベルが高いのにちょっと驚き!シートポストの機構も様変わりして、ゼルツの代わりにシートポストのしなりを使うタイプですがクランプ位置をなるべく下げシートポスト内でクランプする方式です。やはりこれが軽量性と振動吸収性を天秤にかけた結果なのか?って思うところですね。 もしかするとTARMACにこのPAVEシートポストをつけると?って考えると面白いかもしれない。 まあその逆はないでしょが。 ただこの乗り心地を得るために犠牲になったものもあるようですが、まあそれは仕方がありませんよね。

 次にタイヤを変更しての走行についてお伝えしたいとおもいますが、TARMAC SL6は30C近くまで太いタイヤが入るため、このタイヤをチューブレスを使うことでかなり乗り心地も改善されますが、ただTARMACのバイクイメージからズレる部分もかなり出てくるので多少好みが分かれるかもしれません。 ですが、ROUBAIXに関してはむしろチューブレスのほうがより落ち着きがある路面を舐めるように走る感じがより顕著になり細かな入力まで丸くしてくれる感じで好印象でした。 まあバイクからくるイメージがありますからね! (SWORKS TURBOとTURBO RAPIDAIRでの比較)

長くなったのでつづきは次回に!!